専門看護師の資格を取りたいものの、具体的にどのような方法で取得すればいいのかわからないという方は多いのではないでしょうか。専門看護師の認定試験を受けるには、次の3つの条件を満たす必要があります。
1つ目の条件は、日本の国家資格である看護師資格を取得していることです。当たり前といえば当たり前なのですが、基本となる前提条件です。
2つ目の条件は、看護師としての実務経験が通算で5年以上あり、このうち3年以上が専門分野での実務経験であることです。
3つ目の条件は、看護系の大学院に通い、決められた単位(26単位または37単位)を履修することです。
これら3つの条件を満たせば、、専門看護師の認定試験を受けられます。
試験は毎年、7月~10月の期間に実施され、12月中頃に合格発表が行われます。試験に合格して認定申請を行うと、専門看護師として認定されます。
これで無事に専門看護師として活躍できるようになりますが、それで終わりではありません。資格取得後も、5年ごとに資格更新の申請を行い、審査に通過しなければ資格は失われてしまいます。
専門看護師の認定試験を受けるためには、5年以上看護師として働いた実績があり、そのうちの3年は、希望する特定分野で働いた後に、大学院で学ぶことになります。
大学院に通う期間は2年~3年です。2年間で26単位を取得する人が多いようです。2年間学校に通うため、今の職場を退職する人も少なくありません。
退職せずに資格を取得するためには、専門看護師の資格取得を応援する制度が整った職場を探す必要があるでしょう。